6부 照明・特機 · 第3講 · 読了 7分

照明機材の種類と使い方 — 点光源・パネル・プラクティカル・タングステン・HMI

キーからプラクティカルまで、役割でライトを選ぶ

照明機材は名前より役割で選ぶとわかりやすくなります。シーンの主な光(キー)には出力の大きい点光源(COB LED、HMI、タングステンのフレネル)を使い、ソフトボックスやレンズで光の形を決めます。広く均一な光が必要ならパネルやフレキシブルマットなどの面光源を使います。画面に映る電球やチューブ、小さなポケットライトは、光のモチベーションと目の光(キャッチライト)を加えます。どのライトでも、消費電力と電源(コンセント・発電機・バッテリー)、発熱、冷却ファンの音は安全と同時録音に影響するので、あわせて検討します。

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講義の目次第6部 第3講 · 28/49
  1. 1부 制作の流れ3講
    1. 1制作の流れ
    2. 2撮影前チェックリスト
    3. 3日々スケジュールの作り方・読み方
  2. 2부 制作実務3講
    1. 1制作予算と精算
    2. 2協賛とプロダクトプレイスメント
    3. 3権利処理(クリアランス)
  3. 3부 制作部の現場運営6講
    1. 1制作部の仕事
    2. 2ロケーションと撮影許可
    3. 3移動・食事・宿泊
    4. 4キャストとエキストラ
    5. 5現場の進行
    6. 6仮払いと領収書
  4. 4부 演出部の実務6講
    1. 1演出部の構成と1日
    2. 2台本分析と演出準備
    3. 3撮影順の組み方
    4. 4リハーサルと段取り
    5. 5現場の掛け声とセットアップ順
    6. 6記録(スクリプター)とつながり
  5. 5부 撮影7講
    1. 1ショットサイズ・アングル・構図
    2. 2露出の決め方
    3. 3レンズの選び方
    4. 4フォーマットとフレームレート
    5. 5カメラを動かす機材
    6. 6撮影部の役割と1日
    7. 7モニタリングとデータ
  6. 6부 照明・特機6講
    1. 1照明の基本
    2. 2光の選び方
    3. 3照明機材
    4. 4スタンドと固定
    5. 5光を整える
    6. 6安全とセッティングの順序
  7. 7부 美術・衣装・メイク5講
    1. 1美術部と美術デザイン
    2. 2セットとロケセットの飾り込み
    3. 3小道具とつながり
    4. 4衣装
    5. 5ヘアメイクと特殊メイクの基本
  8. 8부 同時録音5講
    1. 1マイクの選び方
    2. 2ブーム操作
    3. 3機材セッティング・電源・ワイヤレス
    4. 4ロケーション録音
    5. 5シンク・タイムコード・録音レポート
  9. 9부 ポストプロダクション4講
    1. 1編集ワークフロー
    2. 2カラーグレーディング
    3. 3音の仕上げ
    4. 4納品仕様
  10. 10부 配給・流通3講
    1. 1劇場・配信・放送の配給
    2. 2映画祭への出品準備
    3. 3セールス・権利・宣伝資料
  11. 付録1講
    1. ·韓国の撮影現場の言葉
棚やスタンドに点光源、パネル、チューブライト、小さな電球が並んだ照明機材室のイラスト
AI 生成イラスト

役割で分ける

機材リストを覚えるより、まずそのライトがシーンで何をするかを決めましょう。それだけで必要なライトが絞れます。

役割別のライト
役割代表的な機材特徴
キー、強い光COB LEDの点光源、HMI、タングステンのフレネル出力が大きく、前に付けるものによって光の形が変わる
広く均一な光LEDパネル、フレキシブルマット薄くて軽く、狭い場所や天井近くに向く
画面に映る光電球型・チューブ型LED、実際のスタンド見える小道具でありながら、光の出どころ(モチベーション)も説明する
アクセント、目の光ポケットライト、小型スポット顔の片側、目のキャッチライト、小道具の強調

キーに使う点光源

COB(チップ・オン・ボード)LEDは、多くのLEDを小さな面積に集め、1つの強い点光源として働きます。むき出しでは硬い光ですが、前に付けるモディファイアーによって性格が大きく変わります。

  • リフレクター — 光を前方に集めて遠くまで届けます。影のくっきりした硬い光です。
  • ソフトボックス — 光の面を広げて柔らかくする布の箱です。前面にグリッドを付けると横への漏れを抑えられます。
  • ランタン(チャイナボール) — 光を全方向に均一に広げ、食卓を囲む場面など、複数の人を一度に照らすのに向いています。
  • フレネルレンズ — 段のあるレンズで、光を絞ったり(スポット)広げたり(フラッド)でき、狙った所だけを照らしやすくなります。

HMIは昼光色の放電灯です。消費電力のわりにとても明るく、窓から差す日光や大きな屋外シーンに昔から使われてきました。専用の電源装置(バラスト)が必要で、点灯後に明るさと色が安定するまで時間がかかります。

面光源 — パネルとフレキシブルマット

パネルライトは発光面が広いので、ソフトボックスがなくてもかなり柔らかい光になります。薄いので、狭い部屋や車内、天井近くにもよく収まります。

  • フレキシブルマット — 布のように曲がるLEDシートです。フレームに張って大きな柔らかい光源にしたり、折って狭い場所に隠したりできます。
  • 限界 — 光が遠くまで届かないので、広い空間を満たせないことがあります。本当に大きな面が必要なときは、点光源を大きな布に通すか当てて反射させるほうが効率的なことが多いです。

画面に映る光とアクセントの光

スタンド、天井灯、ネオンなど画面に映る照明をプラクティカルといいます。観客に光がそこから来ていると思わせるので、実際のキーの向きをそれに合わせるとシーンが自然になります。

  • 電球型LED — 一般的なソケットにねじ込み、明るさと色を調整できます。プラクティカルのスタンドの電球を替えると、画面上の明るさを合わせやすくなります。
  • チューブ型LED — 蛍光管の形をした棒状のライトです。バッテリー内蔵のものが多く、壁や天井に隠したり、画面に見せたりできます。
  • ポケットライト — 手のひらサイズのライトです。すき間や車のダッシュボード付近、小道具の陰に隠して、顔に少し光を足します。
  • 目の光 — 目に小さな反射(キャッチライト)をつくる弱い光です。カメラの近くに置くと目が生き生きします。

昔ながらのタングステンライト

ハロゲン電球のタングステンライトは約3200Kの暖かい光で、連続したスペクトルが肌をきれいに見せます。短所は、消費電力が大きく、発熱が多く、調光すると色もオレンジ寄りに下がることです。

  • フレネル — スポットとフラッドを調整するレンズがあり、バーンドア(前面の羽根)で光の形を整えやすいライトです。
  • オープンフェイス — レンズがなくリフレクターだけなので軽くて明るいですが、光が広く散って影が重なりやすく、バウンスやディフューザーと組み合わせてよく使います。

電源、発熱、音、バッテリー

  • 消費電力 — ライトごとにワット数(W)を確認し、場所のブレーカーと発電機の容量の中で分けてつなぎます。計算方法は「安全とセッティングの順序」の講義にあります。
  • バッテリー — カメラ・照明用の大型バッテリーにはVマウントなどのマウント規格があります。容量(Wh)をライトの消費電力(W)で割ると、おおよその使用時間がわかります。飛行機に持ち込むバッテリーは容量で制限されるので、航空会社の規定を確認しましょう。
  • 発熱 — タングステンとHMIは特に熱くなります。布、紙、ゲルから離し、手袋をして扱います。
  • 冷却ファンの音 — LEDのファンの音が同時録音に入ることがあります。静かなシーンではファンモードを下げるか、ライトをマイクから離します。
  • 雨と水 — 屋外では、ライトと電源装置の防滴性能を確認し、レインカバーを用意します。

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