
制作部の役割分担
- 1プロデューサー — 作品のお金・人・日程に責任を持ちます。
- 2ラインプロデューサー — 予算と日々の運営を担います。
- 3制作担当・制作主任 — 制作部を率いて仕事を割り振ります。
- 4制作部員 — ロケーション、移動・配車、食事、仮払い、人止めを分担します。
- プロデューサー — 資金を集め、主要スタッフとキャストを決め、予算と日程どおりに作品を完成させる責任を持ちます。
- ラインプロデューサー — 予算を組み、支出を管理します。撮影日数や撮影の規模を現実に合わせるのがこの人の仕事です。
- 制作担当・制作主任 — 制作部を運営します。ロケーションの確保、配車と食事の計画、仮払いを割り振り、毎日確認します。両方の肩書きがあるか、どちらが上かは作品や会社によって異なります。
- 制作部員(制作進行など) — 担当分野(ロケーション、移動・配車、食事、人止め、仮払い)を現場で受け持ちます。小さな撮影では1〜2人ですべてを担当します。
撮影日の1日の流れ
- 01準備期間ロケ地を探して撮影許可を得ます。撮影スケジュールに合わせて移動・食事・宿泊を計画し、仮払いの受け取り方も決めておきます。
- 02前日演出部が作った日々スケジュールを確認し、ロケ地・駐車・食事の数を最終確認します。ロケ地の担当者や近隣にもあらためて連絡します。
- 03撮影日の朝本隊より先に到着して現場を開け、ベースと駐車場所を準備し、トイレや待機場所を確認します。
- 04撮影中人止めと苦情への対応、食事の準備、次の移動の準備を同時に進めます。合間に翌日の準備の連絡も入れます。
- 05撤収後現場を元の状態に戻し、持ち主といっしょに確認します。領収書と仮払いを整理し、その日の記録を残してから最後に引き上げます。
そのため、制作部の1日は撮影時間よりも長くなります。先発組と撤収組に分けて交代で休めるようにし、同じ人がその日の仕事と翌日の準備を両方抱えないようにするのが、制作担当の大切な仕事です。
新人の制作部員が持っていくもの
- スタッフリストと連絡先 — 各部署の連絡先を前もってスマートフォンに登録しておく
- 日々スケジュール — 前日の夜に受け取り、ロケ地・集合時間・食事の時間・自分の担当を確認する
- 現場バッグ — 無線のイヤホン、モバイルバッテリー、ペンとメモ帳、テープ、軍手、領収書用の封筒
- ロケ地の情報 — 住所、駐車場所、トイレ、最寄りのコンビニと病院
- 報告の習慣 — 仕事が終わったとき、つまずいたときはすぐ制作担当に伝える
制作部とほかの部署の接点
制作部は何かを撮影するわけではありませんが、すべての部署の依頼が集まります。依頼は口頭だけで受けず、メモやメッセージに残して、誰がいつまでに何をすると決めたのかをはっきりさせましょう。
| 部署 | 制作部に頼むこと | 制作部に渡すもの |
|---|---|---|
| 演出部 | ロケ地の確保、キャストの移動、人止めのタイミング | 日々スケジュール、撮影順、集合時間 |
| 撮影・照明 | 電源、機材車の駐車、高所への立ち入り | 機材リスト、セッティング時間 |
| 美術・衣装・ヘアメイク | ロケ地の飾り込みの範囲の合意、控室 | 搬入と撤去の時間、持ち込む物 |
| 録音 | 騒音対策、冷蔵庫や換気扇を止める了承 | 静かにしてほしい時間 |
| キャスト・マネージャー | 控室、送迎、食事 | 到着時間、個別の要望 |
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