
計画とスケジュール
- 01目標リストを作る作品の長さ、ジャンル、完成時期に合う映画祭を選び、表にまとめます。映画祭名、部門、締切、結果発表の日、プレミア条件、出品料、必要な資料の列を設けます。
- 02順番を決めるプレミア条件が厳しい映画祭を先に置き、結果発表の日に合わせて次の出品を並べます。
- 03資料は一度で作るあらすじ、スチール、監督紹介を一つのフォルダにまとめておけば、映画祭ごとに手直しするだけで済みます。
- 04出品記録を残す受付確認メール、支払いの領収書、提出したスクリーナーのリンクとパスワードを同じ表に記録します。
応募資格(完成年、上映時間、製作国)、締切、結果発表の日は映画祭ごとに異なり、年によって変わることもあります。昨年の情報ではなく、今年の公式な規定に従ってください。
プレミア条件
| 区分 | 意味 | 確認すること |
|---|---|---|
| ワールドプレミア | 世界で初めての上映 | オンラインでの公開も含まれるか |
| インターナショナルプレミア | 製作国の外で初めての上映 | 製作国の映画祭での上映が認められるか |
| ナショナルプレミア | その国で初めての上映 | 同じ国のほかの映画祭での上映 |
プレミアの区分は、選出の条件になることもあれば、有利に働くだけのこともあります。ほかの映画祭での上映、オンラインでの公開、有料の試写でプレミアの資格を失うことがあるため、結果を待つあいだは、どこで作品を見せるかを規定と照らし合わせて決めます。迷ったら、映画祭の事務局に直接問い合わせるのがいちばん確実です。
出品資料
- スクリーナー — 非公開のオンラインリンクとパスワード、ダウンロードの可否、必要ならウォーターマーク
- あらすじ — 1〜2文の短い版と、1段落以上の長い版を、英語と原語で
- スチール — 作品を代表する画像を数枚、高解像度の原本で
- 監督紹介 — 経歴、フィルモグラフィー、顔写真、監督のことば
- クレジット — 主なスタッフと出演者の名前を、英語で表記をそろえて
- 技術情報 — 上映時間、画面比率、音声フォーマット、製作年と製作国、上映フォーマット
- 字幕 — 英語字幕つきのスクリーナーと、上映用の字幕ファイル
良いスチールは、実際には撮影現場でしか撮れません。撮影計画の段階でスチールカメラマンを決めておけば、あとで映画祭や宣伝のために映像からフレームを切り出すことはほとんどなくなります。
字幕
- 行の長さ — 画面に出すのは2行まで、読みやすい短い行にします。
- 読む速さ — 速いせりふは意味を保ちながら縮めます。せりふが終わったあとに字幕を残さないようにします。
- 統一 — 人物名、地名、呼び方は最初から最後まで同じ表記にします。
- 確認 — 翻訳のあと、その言語を母語とする人にもう一度読んでもらいます。
選考担当者向けのスクリーナーは字幕を焼き込むことが多く、上映用の素材では字幕ファイルを別に求められることがあります。形式は映画祭によって異なるため、選出の知らせを受けたらすぐに確認してください。
出品料と選出後
出品料は映画祭ごとに、また同じ映画祭でも締切の時期によって異なり、無料のところもあります。出品料、上映用素材、字幕の翻訳の費用は、あらかじめ予算に項目を作っておきます。選出されると、上映用素材、字幕ファイル、宣伝資料、ゲスト情報を短い期限で送る必要があるため、早めに準備しておくと楽になります。
- 招待の条件 — 上映回数、上映料の有無、どのゲストが対象か(交通費と宿泊費)を書面で受け取ります。
- 上映用素材 — 映画祭が求める形式で作り、上映前に会場での技術チェックの日程を確認します。
- 宣伝 — 映画祭の資料に使うスチールとあらすじは、混乱を避けるため最終版を一度だけ送ります。
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